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2009/09/25

Trangia PartⅡ

「トランギア」ネタ続ききます。

先日UPした後、新たなパーツの追加があったり、いくつかご質問を頂いたので検証実験です(一寸大げさかぁw)。

まずは...

こいつです。

TR-FV21(TR-B25用プリヒーター)


















何をする奴かと申しますと...

横倒しなので見づらいですが、本体下部の溝に嵌めます。

そして、真ん中のグラスウール部にアルコールを少量たらして着火すると本体をプレヒートしてくれるらしいです。
これを使うと-20℃でも使用可能とメーカーは言っています。




















で格納はどうするかと言うと...

強く押し込むと、本体側面にある上の溝に爪がかっちり嵌ります。

これで場所をとらずに収納可能です。


















しかし問題点発見、上の写真の通りプレヒーターの下部に当たる部分が凸になっています。

これは、内側のグラスウール取り付け部のアルコールを溜める凹ですが、このまま置くと一寸安定感に欠けます。

さらに、プレヒーター使用時に本体が熱くなるので、軍手で押し込むか、プレヒーターで持ち上がった状態のまま五徳の上にカップを置く事になります。

厳冬期意外は使わない方が懸命かな~。
最近軟弱になっている私は、-20℃なんて環境に最近行かないしねぇ~。

グラスウール部拡大
まあ、ここだけ見ると蚊取り線香の台ですねw


















裏から見るとこんな感じ...一見フライリールか!


この凸部分にドラグが入っている(ウソ)
しかし、結構な凸でしょ!


















正立画像だとこんなです。

ちょっと暗くて怪しい画像ですw
























ここから、やっと実験開始!


今回は、プレヒーターを設置した状態で実験。
条件は、水300ml、室温27℃ 弱い風状態
五徳の右側についているのは、五徳持上げ用のボールチェーンです。
マグの持手の間に写っているオレンジの物体は「秘密兵器」です。



これでも、火がついているんです。

シュルシュルと小さな音はしますが、渓流の様な周りの音が大きい場所では火傷に要注意ですね。

プレヒーターを使うと、真下は直置よりも熱くないです(多少!)。





お待たせしました。
沸騰です!


 






















今回はプレヒーターを設置しており下面を風が抜けた為か、前回より2分長い9分掛かりました。

さて、これからご質問頂いた途中消火です。



















※今回は安全の為、アルコールが燃え尽き、火が消えた直後に行っています。
 
五徳がある場合は、まず五徳を外さなくてはなりません。
そこで役立つのがボールチェーンです。

五徳本体は熱いですが、これは熱くなっていません。
外した五徳を置く場所は燃えやすい所を避けてね。

サービスショットw(チェーン部分拡大)

 

 

 


五徳を外したら、燃焼調整用の蓋を全閉状態で上から被せます。

















これで、途中消火完了。

但し、本体が熱いので、アルコールが残っている時は直ぐに開けると再燃焼の可能性があります。
   
十分に本体を冷やしたら、パッキングが付いた螺旋蓋を閉める
この蓋で消火すると、パッキングがダメになります。。  

 
















また、メーカーはアルコールが残った状態での持ち歩きは不可と説明書に書いています。
なので良い子は燃料ボトルに戻しましょう。

因みに、今回はアルコールを約半分程度入れた状態で沸騰してから1分位で燃え尽きました。

本体に触って大丈夫な温度になるのは、今回の実験条件で約7分あれば大丈夫でした。

冬ならば、もっと早いでしょうね。

 
















 
さてさて、先程の「秘密兵器」はこんな感じで使います。

正体は、ダイワのスプリットリングプライヤーです。

プライヤーの爪がトランギア本体の溝に丁度嵌って安定します。

アルミ製で軽いので持ち運びにも便利!
五徳の持上げに利用可!
消火蓋を被せる時にも利用可!

と良い事尽くめ!

だけど、シビアに1グラムでも軽くしたい方には不要ですねw
軍手でやりましょう。




 
 












シェラロッキーなんかに入れると、プライヤーも必要無くなるかな~。  
次なる物欲が.....。